記憶を失くした総長
航side
麗華の部屋を出て俺たちは外へ向かう。

山「僕はさっきお嬢が寝ている間に薬を飲ませました。航さんが見てない時です。」
航「……!?まさか…口移しじゃないよな…?」
山「…どうでしょうねー?」

はあ!?
ただの麗華の付き人かと思っていたが、こいつも麗華のことを…?

山「お嬢を簡単には譲りませんから。



あ、さっきのは冗談です。」

…冗談に聞こえなかった。

ちょうどエントランスを出る時、

桜「…さっきの!…あ?お前は誰だ。」

ばったりと雷華に遭遇。

雅「…ここの人では…なさそうですけど。」

これ以上ここにいたらまずいと思ったので、俺達は何か言われる前に雷華達の横を早足で通り過ぎた。

航sideend
< 60 / 192 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop