きっと、ずっと、恋だった。



苦しくて、息ができなくて、だけど水面越しの太陽みたいに君はいつだって眩しくて。



そのキラキラが見たくてまた、水の中に溺れてしまう。






秋樹と話していると、心がふわふわして。


秋樹を見つめていると、胸の奥が何かに掴まれたみたいにぎゅーっと痛くなって。


秋樹が他の女の子と仲良くしていると、急に空が曇ったみたいに真っ暗になって。


秋樹とふたり並んでいると、うまく息ができなくなる。






だけど秋樹が笑顔を見せてくれるだけで、苦しさなんて全部吹っ飛んで。



ただ幸せに包まれるから、また少し、私の中の秋樹の存在が膨らんで。




もう、溢れてしまいそうだ。




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