ネイビーブルー

「ねー真奈美さ、もしかしてあのキンパツもタイプ?」


「タイプは、大志くん!まじストライク!
大きく、志すって書いて、たいしって言うんだって!
名前までかっこいいよね!」


「へぇー…漢字までチェック済みなのね」


「でも良太くんも、すごい面白かったよ!」


「へぇー…そうなんだ」


「またどこかで会えるといいな~」


「へぇー…」


「もう…加奈ぜんぜん聞いてないし。」


まぁ私は地元の第一志望校に行きたいし、このヤンキー達とはもう二度と会うこともないだろう。

そう思っていたのに。
これが、彼らとの出会いだったね。
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