ネイビーブルー
「加奈、おまたせ~!
まさか良太くん達と同じ学校になるとは、思わなかったよね」
バタバタと鞄に荷物を片付けながら、真奈美が駆け寄ってきた。
「ほんとほんと。
しかも髪の色が暗くなってるから、こっちは気づかないし」
「2組、大志くんいるらしいじゃん!
いいな~~」
「いるいる!
前と違いすぎて、気づかなかったけど!(笑)」
「いやもう、羨ましすぎる!
チラッと見えたけど、髪の毛暗くてもかっこよすぎ!
あたし、2組に入り浸るからね」
「来てきて!待ってるよ~~!!」
こうして、私たちの高校生活が幕を開けた。