ネイビーブルー

「加奈、おまたせ~!
まさか良太くん達と同じ学校になるとは、思わなかったよね」

バタバタと鞄に荷物を片付けながら、真奈美が駆け寄ってきた。


「ほんとほんと。
しかも髪の色が暗くなってるから、こっちは気づかないし」


「2組、大志くんいるらしいじゃん!
いいな~~」


「いるいる!
前と違いすぎて、気づかなかったけど!(笑)」


「いやもう、羨ましすぎる!
チラッと見えたけど、髪の毛暗くてもかっこよすぎ!
あたし、2組に入り浸るからね」


「来てきて!待ってるよ~~!!」


こうして、私たちの高校生活が幕を開けた。
< 72 / 82 >

この作品をシェア

pagetop