Miss you・・・
明が寝た後、私はリビングのソファに座り、蘇我さんと話していた。
今日一日ここで過ごした私は、お気に入りの座り場所を作ってしまったことを後悔した。

「今日はちゃんと休んでたようだな。クマが薄くなってる」
「あ・・・はい、おかげさまで」
「できれば１週間は休んだほうがいい・・・」と蘇我さんが言ってる途中で、私は、「明日から仕事に行きます」と遮った。

そんな私に蘇我さんは、「言うと思った」とそっけなく言った。
「ですから明日、ここを出て行きますので」と私は言って、カードキーを蘇我さんに渡した。

「それがないと、エレベーター動かないぞ」
「あ・・・そうでしたね。じゃあ、コンシェルジュの方に渡しておきます」
「よろしく。話ってそれだけか」
「あ、はい」
「じゃあ俺、１時間ほど仕事する。また邪魔して悪いな」
「だから、お邪魔じゃないですって！」
「あ、そ。じゃあおまえも早く寝ろよ。まだ体は回復しきってないんだから」と蘇我さんは言うと、立ち上がってさっさと仕事部屋へ行った。
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