15歳、今この瞬間を
「でも貼り出されたら、ちょっと恥ずかしいかも」
「いやいや、自信持っていい証拠だから(笑)」
軽く笑い飛ばすリョウくん…そりゃあなたは常連だろうけどさ。
「貼り出される」とは、定期テストで上位50位までに入ると、掲示板に名前が貼り出されるシステムのこと。
あたしとは違って、リョウくんは毎回10位前後をとるくらい頭が良い。
どうやったらそんなに賢くなれるんだ…。
「ねぇ、リョウくんは何でS高に行きたいの?」
「さて、そろそろやるか。夢希の苦手なところをピックアップしておいたんだ」
そう言うと、リョウくんは数学の教科書に貼ってある何枚もの付箋を指差した。
「……」
志望校について聞いただけなのに…そこスルーするところ?
だって気になるじゃん、リョウくんほど頭が良ければ、もっといい高校に行けるはずだもん。
答えたくない何かがあるのかな……でももう聞けなくて、あたしはリョウくんの指差した付箋に目をやった。
「…けっこう、あるね」
「ひとつずつ潰していけば、すぐ終わるって」
リョウくんだけが、余裕の笑みを見せていた。
「いやいや、自信持っていい証拠だから(笑)」
軽く笑い飛ばすリョウくん…そりゃあなたは常連だろうけどさ。
「貼り出される」とは、定期テストで上位50位までに入ると、掲示板に名前が貼り出されるシステムのこと。
あたしとは違って、リョウくんは毎回10位前後をとるくらい頭が良い。
どうやったらそんなに賢くなれるんだ…。
「ねぇ、リョウくんは何でS高に行きたいの?」
「さて、そろそろやるか。夢希の苦手なところをピックアップしておいたんだ」
そう言うと、リョウくんは数学の教科書に貼ってある何枚もの付箋を指差した。
「……」
志望校について聞いただけなのに…そこスルーするところ?
だって気になるじゃん、リョウくんほど頭が良ければ、もっといい高校に行けるはずだもん。
答えたくない何かがあるのかな……でももう聞けなくて、あたしはリョウくんの指差した付箋に目をやった。
「…けっこう、あるね」
「ひとつずつ潰していけば、すぐ終わるって」
リョウくんだけが、余裕の笑みを見せていた。