15歳、今この瞬間を
"幼なじみを演じている"ーーロウの声が、頭の中で響く。
もう何事もなかったような2人は、今まさに演技の真っ最中なのだろうか…。
12月の陽は短く、空にはもう星がチラついていた。
「ロ……」
言おうとしたロウへの想いーーー言えないままでいいの?
「ローーウ……‼︎」
気がつけばあたしは、ロウの名前を呼んでいた。
あたしの声に2人ともが気付き、離れた場所から振り返る。
「あ、あたし………!」
ドクンドクンと、身体中がうるさかった。
「ロウのことが、好き……‼︎」
い…言った……。
ロウーーー……。
「大丈夫、知ってるから(笑)。それより早く帰れよな」
「……」
そうあたしに返事をしたのはーーーリョウくんだった。
そして今度は、帰っていく2人の背中を見つめることなく、あたしも自分の家に向かった。
「あら夢希ちゃんおかえり〜。今日のご飯は何がいいかしらね。……夢希ちゃん?」
あたしはお母さんに返事もせず、自分の部屋に入った。
もう何事もなかったような2人は、今まさに演技の真っ最中なのだろうか…。
12月の陽は短く、空にはもう星がチラついていた。
「ロ……」
言おうとしたロウへの想いーーー言えないままでいいの?
「ローーウ……‼︎」
気がつけばあたしは、ロウの名前を呼んでいた。
あたしの声に2人ともが気付き、離れた場所から振り返る。
「あ、あたし………!」
ドクンドクンと、身体中がうるさかった。
「ロウのことが、好き……‼︎」
い…言った……。
ロウーーー……。
「大丈夫、知ってるから(笑)。それより早く帰れよな」
「……」
そうあたしに返事をしたのはーーーリョウくんだった。
そして今度は、帰っていく2人の背中を見つめることなく、あたしも自分の家に向かった。
「あら夢希ちゃんおかえり〜。今日のご飯は何がいいかしらね。……夢希ちゃん?」
あたしはお母さんに返事もせず、自分の部屋に入った。