ヤンデレくんとツンデレちゃん


 *


「おはよ☆」

「…………」


やっぱりいるし。


朝からよくわからないキメポーズで出迎えられてブルーになる。


あたしはアイツを無視して歩き始めた。


「おはようのキスは?」


ツッコむものか。


「ご機嫌ななめだね?」

「…………」

「キスは強引にされたいタイプ?」


強引にしてこられたら通報するからね。


「ソフトなのを希望する? そ・れ・と・も……?」


話してる内容も、言い方も気持ち悪い。


「……梁ちゃん」


懲りて。


「ねぇ、梁ちゃん」


飽きて。


「ほんとにどうしたの?」


あたしへの興味なんてなくして。


「……怖い夢でもみた?」


こんな無愛想な女にいつまでもかまうな。


「わかった」


なにが。


「ボクがおやすみコールしなかったから拗ねてるんだ?」


頼んだ覚えも待った覚えもない。

つーか、出たこともないしなんなら着拒してる。
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