キスから始まる……!「イケメン御曹司とキスして、フォーリンラブ!」

「じ、自分でできますから……」

「いいだろ? 俺が、そうしたいんだ」

服を脱がしながら、露わになる肌にキスを落としていく彼に、抵抗ができない。

「つ、都築さ…っ」

わずかに上ずる声に、

「……いいから、おとなしくしてろ」

唇を塞いで、なぞるように首筋を辿ると、

脱がせた素肌に、紅くキスマークが残ってしまうくらいに、

深く刻み付けるようなキスを、幾度もくり返した。

「……そのまま、待っていてほしい」

口づけから解放すると、下着姿の私にふわりとバスタオルをかぶせて、何かを取りに行ったみたいだった。


< 142 / 157 >

この作品をシェア

pagetop