キスから始まる……!「イケメン御曹司とキスして、フォーリンラブ!」
「じ、自分でできますから……」
「いいだろ? 俺が、そうしたいんだ」
服を脱がしながら、露わになる肌にキスを落としていく彼に、抵抗ができない。
「つ、都築さ…っ」
わずかに上ずる声に、
「……いいから、おとなしくしてろ」
唇を塞いで、なぞるように首筋を辿ると、
脱がせた素肌に、紅くキスマークが残ってしまうくらいに、
深く刻み付けるようなキスを、幾度もくり返した。
「……そのまま、待っていてほしい」
口づけから解放すると、下着姿の私にふわりとバスタオルをかぶせて、何かを取りに行ったみたいだった。