キスから始まる……!「イケメン御曹司とキスして、フォーリンラブ!」

お店に入って、メニューを見るけれど、全くわからない……。

……フランス語の料理名の上に、カタカナでルビが振ってあるんだけど、それさえもどんな料理か検討もつかない。

それに、なんて言うか……メニューに値段がないとか、恐くて頼めない……。

じぃっとメニューを睨んだままの私に、

「…決まったか?」

彼が声をかけてくる。

雰囲気に気圧されて、

「……同じのでいいです……」

口にすると、

「OK、わかった」

頷いて、ウェイターを呼んだ。



< 29 / 157 >

この作品をシェア

pagetop