ロッカールーム
雨の日
天気予報通り、朝起きても雨は降り続いていた。


地面と叩く雨音は激しくて、遠くから雷の音まで聞こえて来る。


朝食を終えたあたしは憂鬱な気分で外の景色を見つめた。


太陽が照らさない街は灰色で、どんよりとしている。


「今日の体育は体育館だな」


隣に立ってサクがそう言った。


「そうだね」


本当なら外で男女混合のソフトボールの予定だったけれど、変更されるだろう。


「体育館でもソフトボールはできるけどな」


「でも、ソフトボールの道具が置いてあるのは外の倉庫だったよね?」


「そんなの、今日の準備担当が持ってくればいいんだよ」


サクの言葉にあたしは瞬きをした。
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