何度でも、愛を叫ぶ。


わざわざ、私の弱味を見つけて。


「…こちらでございます。」


通されたのは、一室の部屋。


「奥さま、お連れ致しました。」


「入りなさい。」


ああ、お母さんの声だ。


「…」


カードキーで入室すると、そこには私の家族と先方の家族が座っていた。


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