何度でも、愛を叫ぶ。


目の前には、伊藤くんが居て。


「ねえ、お母さん。説明して。」


「…伊藤さん、二人はお友達なんですって。後は、若いもの同士、私たちは隣の部屋でお茶でもどうです?」


お母さんは、聞く耳を持たず。


「良いですね。そうしましょう。」


伊藤くんのお母さんは、元からその気だったようだ。


「では、ごゆっくり。」


「祐香、粗相の無いようにね。」


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