何度でも、愛を叫ぶ。


「…え?」


気付いたときには、すでに遅かった。


ドン


という鈍い音と同時に、冷たいコンクリートに体を打ち付ける。


「先生呼べ!!!」


「おい、お前!逃げるな!!!」


逃げる、車。


そこに乗っていたのは、うっすら微笑む…美夜さんだった。



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