何度でも、愛を叫ぶ。
もう言い足りたのか、警察は懲り懲りなのか美夜さんは車まで戻る。
ここまで文句を言いに来るなんて、美夜さんは余程暇をしているかな?
「…ほんと、あんたが…いなけれ、ば。」
タクシーが来るまで、あと数分。
室内で待っていれば、私は後悔することは無かっただろう。
「嬢ちゃん、危ない!!!」
後ろにいる人の声に振り向くと、
そこにいたのは、猛スピードでこちらに向かう車だった。
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