何度でも、愛を叫ぶ。



「…」


ツンと、感じる薬品の香り。


白い天井、体は管という管で繋がれている。


「…ここ、は。」


「ー祐香!!!」


目を覚ました時、目の前に居たのは…


駆くんだった。


「…ナースコール、押して。」


あの、手の温もりは駆くんだったんだ。


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