何度でも、愛を叫ぶ。


「はい。」


「…ありがとう。」


ゆっくり包まれた体は、とても安心する。


「好きだ。」


「私も。」


「なら…今は、治療に専念してくれ。もしも、病気が治らなくても、俺は、祐香の支えになるから。最後まで、諦めずに頑張ってくれ。」


もしかしたら、明日、見えなくなるかもしれない。


ううん、半年後かもしれない。


だからこそ、諦めてはいけないんだ。


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