何度でも、愛を叫ぶ。



駆くんの家族には会わせる顔が無くて、駆くんのことを聞くことはできなくて。


「駆と?」


「…ん、まるで居なくなっちゃったみたいに連絡が取れなくて。」


「じゃ、俺が駆の親父さんに聞いてみるよ。」


「…うん。」


「それにね、主治医によると一人だけ提供者が見つかったんだって。でも、問題が1つだけあって。」


「問題?」


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