何度でも、愛を叫ぶ。


「何で、生きようとしないんだ。」


「…それは、多分。親父には、分かってるんじゃないか?」


祐香の角膜が傷ついた原因は、間違いなく美夜だ。


もし、俺が祐香と付き合っていなければ。


無理にでも、和翔先輩とくっつけていれば。


…祐香は、あんな目に遭わなかったかもしれない。


この長くない命で、祐香を守れるなら。


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