何度でも、愛を叫ぶ。


「…赤ちゃんを、守れるのならば…」


「頑張りましょう。赤ちゃんを守りたいのならば、まずはお母さんを守らないと。お母さんが元気になるために、私たちは、全力を尽くします。頑張りましょう。」


…涙が、止まらなかった。


見捨てられなかった。


赤ちゃんを諦めろと、言われなかった。


「旦那様の協力も、必要です。一緒に、奥さまを支えていきましょう。」


「勿論。」


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