嵐を呼ぶ噂の学園① とんでもない学園に転校して来ちゃいました!編
どっから、
一体どっから…?
一体、どこの誰が、
私のことを話してるの?
漠然とした不安が津波のように押し寄せた。
あっけらかんとしている方だけど、自分の知らないところで色んな情報がやりとりされているのかと思ったら、背中にじんわりと冷や汗が滲んできた。
「私は出ません。ご心配なくぅ…」
やっとの思いで言葉を絞り出すと、赤星くんは安堵の表情を浮かべた。
「それなら、良いんだ。俺の邪魔されちゃあ、困るからね」
赤星くんはそう言い残し、ど真ん中の席に去って行った。
一瞬だけど私の胸が波立った。
台風一過とはまさにこれだ。
嵐の前触れ…の気がする。
ああ、いやな予感。
「ことちゃん」
園田さんが眉をしかめていた。
「赤星くんは色んな意味で気をつけて。この前言おうとしたのも、実は赤星くんのことだったんだ」
園田さんは前置きして赤星くんについて話し出した。
一体どっから…?
一体、どこの誰が、
私のことを話してるの?
漠然とした不安が津波のように押し寄せた。
あっけらかんとしている方だけど、自分の知らないところで色んな情報がやりとりされているのかと思ったら、背中にじんわりと冷や汗が滲んできた。
「私は出ません。ご心配なくぅ…」
やっとの思いで言葉を絞り出すと、赤星くんは安堵の表情を浮かべた。
「それなら、良いんだ。俺の邪魔されちゃあ、困るからね」
赤星くんはそう言い残し、ど真ん中の席に去って行った。
一瞬だけど私の胸が波立った。
台風一過とはまさにこれだ。
嵐の前触れ…の気がする。
ああ、いやな予感。
「ことちゃん」
園田さんが眉をしかめていた。
「赤星くんは色んな意味で気をつけて。この前言おうとしたのも、実は赤星くんのことだったんだ」
園田さんは前置きして赤星くんについて話し出した。