❀ お嬢様華伝 ❀
その中川村長の言葉を合図に、ゆっくりとドアが開いた。


現れたのは、紺色のスーツを着た、背の高いおじさん。


一目で、村の人間じゃないことはわかった。


夕霧島には似合わないスーツなんか着ちゃって、あの人は一体…。


「皆さん、初めまして。成宮シュウジと申します。まず最初に、皆さまに見ていただきものがございましてー…」


と言って、その人は隣にいた男の人に目線で合図する。
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