❀ お嬢様華伝 ❀
毎日、それであたしの1日が始まる。


だから、パンを咥えながら“歩いて”授業に向かうことは、あたしにとっては優雅な時間だった。



…キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン


1限目の始まりを告げるチャイムが鳴ったときには、すでにあたしは着席してしている状態だった。


「さすが、麗さんですわっ。起きるのが遅くても、準備はお早いのですね!」

「ありがと、桜子。褒められてるのか貶されてるのか、よくわからないけどっ…」
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