X'masの奇跡
「これからは‥
莉菜に身に付けていてほしい」



優斗は、愛しい眼差しで 真っ直ぐに 莉菜を見つめて言った。



「こんな大切なもの‥」


「莉菜だから。
莉菜に付けていてほしいから

つけて くれる?」




優斗の言葉に 莉菜は、嬉しそうに頷いて
そっと 左手を差し出した。


優斗は、小箱からリングを取り出し、
差し出された莉菜の左手の 薬指に 優しく嵌めた。


マリッジリングと絶妙に重なる‥














< 27 / 42 >

この作品をシェア

pagetop