一目惚れ
「なーに、眉間にしわよせてんの?」
と、真琴が不思議そうに聞いてきた
「珍しーこともあるんだな、遼が大好きな部活に行くのにこんなに難しそうな顔してんのは。」
大聖が調子乗った感じで聞いてきたから結構ムカついたが…いつものことだと思い、堪えた。
てかそんなに顔に出てたのか…。
「……もしお前らの大切なやつが強がって泣くのを我慢してたらどうする?」
俺には優愛にどう接したら俺の前で前みたいに我慢しなくなってくれるかわからなかったから、、2人に聞いてみた
「はー?どったの、急に」
大聖は不思議そうだったが、なぜか真琴は急に黙った。
「…。」
「あっ……とー…あぁ!俺はそうだなぁ。できる限り側にいて、自分の思ってることをストレートに言うかな」
と、大聖が急に重苦しくなった空気を変えようと答えてくれた
「お前らしいな。真琴は?」
「私は…」
ーキーンコーンカーンコーン…
真琴が言いかけたとこで部活が始まるチャイムが鳴った。