眠り姫に恋したのは年下御曹司
まさか陽平と夜を過ごすなんて思ってなかった。



「莉乃は俺の事をどう思ってる?」


「…………。」


「俺は莉乃が大好き。前からずっと大好き。」



陽平の甘い囁きがお酒のように私を酔わせていく。


テーブルのお酒を一気に飲み干した。



「私も好きです。」



そんな言葉が口から出ていた。


陽平なしでは寂しくて過ごせない。


離れていた数日も会いたい存在だった。



「私も好きだから。」



突然、目の前が覆われたかと思ったら、唇に触れる感触がした。


キス…………。


直ぐに離れていった陽平が笑った。



「莉乃、嬉しい。」



今度は陽平の手が頬を掴み、私へキスを落としてきた。


ぎゅっと抱きしめられた体に陽平の体温が伝わってくる。



「莉乃、大好き。」



陽平の甘い囁きが更に私を酔わせていった。


新年、二人で過ごす甘い時間が過ぎていった。
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