葵くん、そんなにドキドキさせないで。


ゔっ、そんなに言われたら断れない…




「…あ、りがと」


「どういたしまして。」




プリントを手にとって、ホッチキスで止める葵くん


…こんなことしてても絵になるって…
葵くんってやっぱりすごい




窓から吹く風で黒い髪の毛が揺れる


…うわぁ、まつ毛長い

肌もキレイだし…



笑うとえくぼが出来るんだよね、葵くんって…





「田中さん」


「っえ!!」




急に名前を呼ばれてビックリする私


声裏返っちゃった…いくらなんでも緊張しすぎだよっ




「な、なに…?」




恐る恐るそう聞くと、またクスクス笑う




「俺の顔になんかついてる?」


「…えっ」


「ジッと見られてたからさ」


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