好きです、センパイッ!!


「……」



ギュッと手のひらを握りしめる。


……私は、睦月を大切にするって決めた。

私のことをあんなに想ってくれた彼を、不安にさせるようなことは絶対にしたくない。



大丈夫。

私の気持ちは、もう先輩じゃなくて、睦月に向いてる。




「こんなことしたら、なるみさんに怒られますよっ。幸せになってくださいって私前に言いましたよね?」




彼女でもない私に電話なんかしたら、きっとなるみさんは悲しんじゃうよ。



「あっ、今度ダブルデートしましょうよ!先輩達の受験が終わったあとにでも!」


《……おい、》


「だから!先輩は今は勉強頑張ってください。応援してますから」

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