好きです、センパイッ!!


先輩の目を真っ直ぐ見つめながら言うと「なっ、」なんて焦っていて。



「先輩の声も匂いも仕草も、全部、好き」

「っ、おい」

「先輩のことを考えると、胸がぎゅーって、なるんですよ」

「小春ってば……」



顔を逸らしてしまった先輩に首を傾げる。





「……今のは、ずるい」





珍しく赤くなって、小さな声でそう言うから、
とんでもないことを言ってしまった、と急に恥ずかしくなった。




「やっ、あの、すみません、つい……!引かないでくださいっ、なんか先輩への気持ちが溢れてきちゃって!やっぱり好きだって思ったら止まらなくなっ……、」


「っ、もういいから」




え、と声を出す前にグイッとネクタイを引っ張られた。



「んっ、」

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