好きです、センパイッ!!
大きな声でそう言いながら、私たちの前に現れたのは、
………何だろう、動物に例えるなら……柴犬…
「ぅおいっ、高広!!戻ってきたんならいち早く俺んとこ持って来いよ!」
「宗介、うるさい」
「パンは!!!」
「ある、持ってけ」
持っていた袋をその先輩に向かって投げる
見事に顔面命中
…本当に、そのコントロール力どこからきてるんですか!
「よっしゃー!!もう俺腹ペコ!お前も早く食べよーぜ…………って、」
パチっと、私と目があった先輩。
その瞬間、どうしてか分からないけどパァァット顔を輝かせた
「なになに、お前もついに女の魅力に気づいたのか!?」
「おい、離せ…」