好きです、センパイッ!!
気持ち悪いっ…て、ちょいとそれは失礼じゃないか?ん??
ちょっと抱きつこうとしただけじゃん!
「小春ー、あんまり睦月のことからかうのやめなぁ」
「あ、柚木!ただいまぁ!」
廊下側一番後ろが柚木の席
私と睦月を呆れたように見ながら飲んでいるのは、
柚木お気に入りの紙パックのオレンジジュース。
「で?先輩なんだって?」
その質問に、ぱぁぁっと顔を輝かせる
「良かったじゃん!って言われた!!」
「へぇー」
「もう幸せだった!午後の授業頑張れる!!」
「そりゃ良かった」
「うん!!……あ、でも、」
さっきの女の先輩たちを思い出して、少しヘコむ私
…を見て、柚木は首を傾けた