好きです、センパイッ!!


気持ち悪いっ…て、ちょいとそれは失礼じゃないか?ん??


ちょっと抱きつこうとしただけじゃん!





「小春ー、あんまり睦月のことからかうのやめなぁ」


「あ、柚木!ただいまぁ!」





廊下側一番後ろが柚木の席


私と睦月を呆れたように見ながら飲んでいるのは、

柚木お気に入りの紙パックのオレンジジュース。




「で?先輩なんだって?」




その質問に、ぱぁぁっと顔を輝かせる





「良かったじゃん!って言われた!!」


「へぇー」


「もう幸せだった!午後の授業頑張れる!!」


「そりゃ良かった」


「うん!!……あ、でも、」





さっきの女の先輩たちを思い出して、少しヘコむ私

…を見て、柚木は首を傾けた


< 49 / 442 >

この作品をシェア

pagetop