好きです、センパイッ!!
でも、だって、私が止めたって行っちゃうんでしょう?
「俺に彼女ができてもいーんだな」
「ちょっ、ちょっと待ってそんなわけない!」
先輩に彼女ができたら、私は多分一生立ち直れない。
できることなら私が先輩の彼女の座を勝ち取りたいと思ってるし!
「行かないでください!彼女が欲しいなら私がなりますからっ」
ギュッと手のひらを握りしめる。
私は真剣に言ってるのに、先輩は可笑しそうにクスクス笑うだけ。
最っ高にカッコいいけど、どうしてそんな反応するんですか!
「彼女なんか作る気ねぇし。ちょっとからかっただけ」
「はぁ!?」
「昨日のお前、生意気だったからその仕返し」