好きです、橋本くん
んでまあ、アンドロイドになった安藤は、最初席が前後でよく喋ってたこともあり、普通に仲のいい男友達だ
なんてアンドロイドの説明はこれでおいといて、
…橋本くんはなんて勘違いをしてるんだ
「……私、彼氏は人間がいいかな」
うん、アンドロイドは人間だけど、私の頭の中じゃただのアンドロイドなんだよね
…自分でも意味わかんないけど。
アンドロイドすぎてごちゃごちゃしてきた
「そうか…」
あ、そこ普通に納得しちゃうのね
ツッコミとかないのね
…天然なのか?橋本くん
「まあとりあえず私彼氏いません」
むしろ欲しがってるなうです
「橋本くんこそ彼女いないの?」
てかもうそろそろ動き出そう。
うん。
という会話を今のセリフのあとにして、駅まで歩き始めたところでさっきの質問の答えをまつ
そういえば橋本くんも電車通なんだね
当たり前のように駅に向かって歩き出してたよ
「彼女はいないよ」
さらっと意味深に答えた橋本くん
ついバッと横を平然とした顔で歩く橋本くんの方を見る
彼女は、ってことは
「好きな人はいるってこと??」
なんかすっごいドキドキしてきたんだけど…
「…まあ」
意味深に答えたつもりはなかったのか、私の質問に固まった橋本くんだったが、答えてくれた
…なんか、胸が苦しい
橋本くん好きな人いるんだ。