意地悪王子の溺愛は甘すぎて危険です!
陛下のその言葉で、動きがピタッと止まった。
カップを握る手に力がこもる。
……やってしまった。
王子の飲み物を用意する時は魔法なんて使わない。
だが今は、つい自分に用意する時のように魔法を使ってしまった。
湯を魔法で沸かし、
角砂糖とスプーンも魔法で手元に誘導させ。
絶対に人に見せないようにしてきていたのに。
陛下は私の魔法が異常だと知っているからと油断していたのだろうか。