意地悪王子の溺愛は甘すぎて危険です!






そんな中でも、憂いを帯びた表情の王子の顔を、目を、



しっかりと見つめる。



_ どちらかともなく、



惹かれ合うように唇を重ねた。



触れるようなキスは、だんだんと激しさを増していく。



「んっ……」



慣れないキスに思わず声が漏れた。



お互いの唾液で濡れた私の唇が王子の歯で噛まれる。



思わず開いた口の中にスッと入ってきた王子の舌は、



私の歯茎をツッーとなぞっていった。



言葉では言い表せない快感に体を大きく震わせる。
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