彼が私を振った理由
「あのっ!
俺が死んだらって…!」
奏多は自分が死ぬのが分かっていたの?

「奏多は小さい頃からの持病で…

心臓病なんだ。
だから余命はもう…予定されていた。
だからサッカーとかの試合の時倒れてしまうことがよくあるんだ。」


私は全てがわかった。

試合に行ってあんなに怒られたのはきっと倒れてしまったら私に迷惑をかけると思ってくれたからだ。

だんだん冷たくなったのも…私の事を好きじゃなくなったと思わせていたんだ。
それで別れをつけてきてくれたんだ…


全部全部私が悲しまないようにーーーーーーーーーーーー
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