艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
「いい企画、出来そうだな」

駒宮室長の言葉は、暖かだった。

「はい。駒宮室長のおかげです。ありがとうございます」

私は駒宮室長の言葉が嬉しくて、満面の笑顔を見せる。


「仕事のためだ」

私の言葉に一言だけそう答えると、駒宮室長は緩んでしまった表情を引き締めるようにしてすぐに不愛想な表情に戻ってしまう。

不愛想な表情に戻ってしまった駒宮室長が、少し顔を赤らめて、それでいてはにかんでいることを、私は見逃さなかった。



そんな駒宮室長はポケットから煙草を出して、火をつけた。

駒宮室長が表情を崩すだけでこんなにも胸が飛び跳ねてしまう。

煙草を吸っている駒宮室長は、やけに色気が漂って見えてくる。


私は思わず視線を反らして、会話の糸口を探す。

< 110 / 262 >

この作品をシェア

pagetop