艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
「機嫌良いですか?」

首を傾げながら萩原さんに尋ねると、萩原さんは再び作業を始めながら私の質問に答えてくれる。

「機嫌良いに決まってるよ。知ってる?今日、駒宮室長の誕生日なんだって」

「詳しいですね」

萩原さんの言葉に私は、へぇ、なんて興味ない振りをしながら私もパソコンの画面に向かう。


「朝、総務の子がプレゼント渡してたよ。駒宮室長、受け取ってなかったけど、モテる男って罪だよね」

そう言って肩を含めた萩原さんの言葉に、パソコン作業を再開しようとしていた私の指が止まってしまう。

へぇ、そうなんだ。

私には関係ないって思うのに、なかなか作業が進まない。


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