艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
駒宮室長とまどかさんの姿が見えなくなると、隣に立っていた祥子さんが私の背中を優しくトントンと叩く。
それが、駒宮室長への想いを『頑張りなさい』なのか『もう諦めなさい』なのか、どちらかなんて分からなかったけれど、一気に涙が溢れ出しそうになって私は中断していた業務にそそくさと戻っていった。
祥子さんが言いたいことが分からなかったわけじゃない。
認めたくなかっただけだったんだ、『諦めなさい』と意味していたことを――。
駒宮室長が見つめる先にまどかさんが居るってこと認めたくなかっただけだった。
今日が日曜日で助かった。
忙しく仕事していないと今にも泣きだしそうな私は、昼休みに入る直前祥子さんに素直な想いを伝える。
「まだ、すぐには諦めきれそうにありません」
祥子さんは優しく包み込むような微笑みを浮かべて静かに頷いてくれた。
それが、駒宮室長への想いを『頑張りなさい』なのか『もう諦めなさい』なのか、どちらかなんて分からなかったけれど、一気に涙が溢れ出しそうになって私は中断していた業務にそそくさと戻っていった。
祥子さんが言いたいことが分からなかったわけじゃない。
認めたくなかっただけだったんだ、『諦めなさい』と意味していたことを――。
駒宮室長が見つめる先にまどかさんが居るってこと認めたくなかっただけだった。
今日が日曜日で助かった。
忙しく仕事していないと今にも泣きだしそうな私は、昼休みに入る直前祥子さんに素直な想いを伝える。
「まだ、すぐには諦めきれそうにありません」
祥子さんは優しく包み込むような微笑みを浮かべて静かに頷いてくれた。