艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
私に一通り企画書の作り方を教えてくれた萩原さんも、説明を終えると真剣な表情でパソコンの画面を見つめて、作業に没頭している。


皆、それぞれ違う部署にいたのだから考え方は様々みたいだ。

それに周囲を見渡すと、企画を考えるのが苦手な人もいれば、企画書作成に悪戦苦闘している人だっている。


その中で私はどちらも出来ずにいて、初日だというのに明らかに周りのメンバーよりも遅れを取っているのが分かってなんだか少し気持ちは焦ってしまう。


今日は、この企画書の概要と目的までどうにか完成させて帰ることにしよう。

定時を過ぎた頃、徐々に開発室のメンバーが帰り支度を始める。

「おつかれ」

「お疲れ様です」

外が暗くなった頃、私に付き合ってくれていた萩原さんも帰っていった。

< 47 / 262 >

この作品をシェア

pagetop