番犬男子




お兄ちゃんは呆れて眉間にしわを寄せた。


みんなも、やれやれと弱々しく顔を振ってる。



「ダメだ」


「絶対、ダメ?」


「邪魔になんだろ」



はっきり反対され、両腕をゆっくり下げてうなだれた。



……そう、だよね。



お兄ちゃんは遊びに行くんじゃない。


あたしがついていっても、足手まといになるのがオチだ。



また、お兄ちゃんのそばにいたい独占欲に駆られて、我を忘れてた。


あたしの悪い癖。




「お兄ちゃんが留守番するのは?それもダメ?」



みっともないってわかってる。


ウザいって思われても仕方ない。



それでもあきらめきれなくて、総長がたまり場を守るという妥協案を述べた。




「ああ、ダメだ」


案の定、一刀両断された。



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