だから、笑って。
それから私は下駄箱を開けて靴を履き替えた。
間宮くんはもう教室に向かったかな・・?
ちらっと廊下の方を見ると、間宮くんがまだそこにいた。
「どうしたの?」
「・・いや、教室まで一緒に行こうと思って」
舞い上がりそうなくらい嬉しかった。
けれども平然を装い、間宮くんのもとへ向かった。
まだ誰もいない、がらーんとした廊下を2人で歩く。
ペタペタと内ばきの音だけが廊下に響く。
今、この空間には2人しかいない。
私たちが作り出した2人きりの世界。
意識すればするほどに胸が高鳴った。