クールな君と甘々な君

said咲夜



私、神崎咲夜

頑張ってみんなに勉強教えてるんだけど…

なんかさっきからすっごい視線感じるの……
いや、誰がこっち見てるのかは知ってるんだけど


「菜乃花〜助けてよ…みやびが怖い…」


私は菜乃花に助けを求めた


「あはは!!そりゃね、好きな子は監視しときたいですよ…!」


ん?何言ってんだこの子は?


「てかさー菜乃花ー」


「なによー」


あからさまに嫌な顔をする菜乃花



嫌な顔しないでよ…


でもこんなこと相談できるのは菜乃花しかいないしね!



「私さーおかしくなっちゃったかも…」


「え?元からじゃない?」


「うん、そうなんだよ。じゃなくて!!」


思わず頷いちゃったけど!


「だったらなによ?」


「だからー」


私は菜乃花にぐっと近づいて小さな声でこう言った


「最近、みやびのちょっとした行動にドキッってなるの…特にあの倒れた日はすごくドキドキしたの…今までだってすご「ちょっとたんま!」」


「え」

なによー話してたのにー


「咲夜、それホント?」


「うん。ほんと。嘘ついてどうすんのよ」


「じゃ、じゃあさ?雅くんを見てドキドキしたって言ったじゃん?」

「うん。」

言ったよ?

「顔が暑くなったりする感覚とかってある?」


「あーうん。なんかぶわぁ!って」

多分熱あったからだと思うけど…


「じゃ、じゃあ!もっと一緒にいたいとか、ほかの女の子といたら嫌だな、とか、前まで普通に接してた男子達の行動とかが嫌だな、とかある!?」


なんて早口で興奮気味に聞いてくる菜乃花


「う、うん。みやびとは最近もっと一緒にいたいなって思うし、ほかの女子と喋ってるとモヤモヤするし、今もこの男子だらけの空間、正直嫌だ」


私は聞かれたこと一つ一つに答えた

「ははーん…」


なんかニヤニヤしてる菜乃花


「なに。きもい。こわい。どしたの。」


「今はそんな暴言言われても何も思わないわ!
ズバット言うわね?」


「う、うん?」


「それはズバリ!恋よ!」


なんかちび〇るこちゃんに出てくるでき〇ぎくんみたいなキャラで菜乃花は言った



「こ、恋!?」


「そーよ!咲夜は雅くんに恋してんの!!」

はぁ!?おかしくない!?いきなり何で!?


「わ、私が!?な、ナイナイ!それはない!」


だってそんな……私が……ねぇ?
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