愛を知らない一輪の花

「由美子さん、ブラックのコーヒーで良かったですか?松井君とゆずちゃんは何がいいわからなかったので、無難にお茶にしました。良かったらどうぞ。」


パタパタと飲み物を抱えてきた百合は、微笑みながら飲み物を差し出す。


「わぁ!いいんですか?!ありがとうございます!まぢ女神!!本当由美子さんとは大違、、、痛っ!!」

ぺしっと持っていた資料で松井の頭を叩く。


「もう、斎藤ちゃん!皆んなの分買ってきてくれたの?コーヒーありがとっ。丁度ブラック飲みたかったの。カフェイン切れてた〜。」


2人のやり取りに嬉しそうに笑った。


「汗もだいぶ止まりましたので、業務に戻ります。次は何をしましょう?」

こういう気遣いができる子は少ないと思う。オマケに美人で優しく人当たりもいい。ただ、あまりにも無欲で、自分は常に後回し。そこがまた彼女の魅力でもあり、人気がある理由だ。
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