女性たちに告ぐ
患者の自立21

看護師も多忙だ。自分は自立心が強いから、看護師をやたらと呼ぶことはない。同室のじいさんと若者は、すぐナースコールを押したがる。下らないことでも、押している。

看護師「今日はなぜか、看護師が少ないんですよ」

日勤の看護師は、そう言って嘆いていた。それでも、二人はおかまいなしに呼んでいる。看護師は、患者の自立を促すのも仕事だ。患者を甘やかしてはいけない。

一一時三0分になった。自分の入浴時間だ。看護師も食事タイムに入った。さらに人手が足りなくなった。自分に付き添ってくれる、看護師がいない。

更衣室で、手術した右足の患部を保護するために、その場にあったビニル袋を自分で巻きつけた。これは看護師の仕事だぞ。

お前たち二人が、看護師をやたらと呼びつけるから、自分の相手をしてくれないではないか。

自分の巨木を見せながら、看護師に巻いてもらいたかったな。動機が、不純だぞ。

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