可愛いくて、愛おしい幼馴染み
彼を振り向かせてみせます!

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「朝の直斗くん、びっくりした…」


ただ今、お昼の時間。


私の机でお弁当を広げて食べている最中。



「本当だよね。生意気になっちゃってさ…」


ドキドキする私も、私なんだけどさ…



「でも、いいの?」

急に、まじめな声で聞いてくる。



「なにが?」


私が、不思議に問いかけると



「このままだと、直斗くん、恋人出来ちゃうかもよ?」

真剣に見つめている。


こい、びと…


「どうして?」



「そろそろクリスマス、きっと女の子からの告白が多くなるよ…


あの直斗くんだよ?コロって好みの女に傾いちゃうね」


そう言って、パンを頬張る梓。




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