この恋は、きみの嘘からはじまった。

なにがあっても







《放課後、屋上で待ってる》




昼休み、スマホの画面を見て固まる。




司くん……怒ってるかな?





今日、私はいつもより早く家を出た。


司くんに会うのが怖くて逃げた。




いつもの待ち合わせ時間に行っていなかったらどうしよう。


いたとしても、なにもしゃべってくれなかったらどうしよう。




そんな不安に押しつぶされそうで、私は逃げてしまった。





文化祭2日目は念のため休んでいたから、3日間は司くんに会わなくて済んでいた。



学校でも司くんに会わないように廊下を通る人や移動教室のときは神経を研ぎ澄まして、顔を合わせないように頑張った。






だけど、直接連絡が来てしまえば逃げられない。





……別れ話、だよね……。








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