家政婦になりました。1



年上の女の人に自分の身体を差し出す代わりにお金をもらう、そんな稼ぎ方を今でもしてるんだ。



もう、俺だって働いてる。


足りないなんてないのに。


兄貴はそれを続けてるんだ。俺のせいなんだ。俺がいるから、兄貴の荷物にしかなってない。





「兄貴になんて、迷惑かけたくない。お荷物になりたくない。.....今日来て、朱音ちゃんに会って、夕貴が羨ましいなって思った。」



「俺にはそんなこと云ってくれる人いないし、兄貴にそんなこと出来ない。」




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