家政婦になりました。1



「あんた達は私の邪魔にしかならない。要らないから捨てるわ。バイバイ。」



そう言って、出ていったこと今でも覚えてる。




そこから大変だったんだ。学費は払わなきゃいけないし、俺は働けなかったから、兄貴が俺の分まで働いてくれた。




でも足りないんだ。


兄貴はまだ中学1年で、それでも頑張ってた。



でも足りないから、兄貴はやっちゃ駄目な稼ぎ方をしてるんだ。


....今でも。




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