ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
楓摩にその内容を電話で伝えたところ、そのおじさんという人の今の現状を調べられる範囲で調べて貰えると言う。

少しずつ、こちらでも用意しながらこのことは進められたら良い。

まずは、おじさんについて、もう少し深く話を聞いて、話にだしても怯えない程度まで持っていけたら最高だ。

そして、楓摩が写真を探してくれたら、その写真を見せて、そこでも少し耐性をつける。

たぶん、それは最初はすごく怯えるだろう。

写真とはいえ、普通の人でも殺されかけて、その相手を見せられたら怯えるだろう。

さらに、朱鳥さんの場合は何度も殺されかける…というか、何度も何度も、毎日酷いことをされていたのだから、よっぽどだろう。

フラッシュバックを起こして、過呼吸などにもなりかねない。

でも、それでも何度も見せながらのカウンセリングを繰り返せば、少しずつ慣れていけるだろう。

そしたら、その次は、あとの楓摩次第だ。

楓摩がもし、居場所や現状を把握してくれたら、こちらから少しアポをとってみようと思う。

楓摩と俺で、少し話してみて、それで危険そうだったら中止か、様子見。

大丈夫そうであれば、慎重に検討していく。

これが成功すれば、朱鳥さんの長年の悩みも、解決するだろうな。
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